地酒特集

日本の地酒は文化だ!

日本には、古くから民間伝承の酒があります。
古事記の時代、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を酒に酔わせて退治したのは有名な話。
現代では〝地酒〟として、地域それぞれに個性を持つ日本酒が全国各地で造られています。

出典/月岡芳年『日本略史之内 素戔嗚尊出雲の簸川上に八頭蛇を退治し給ふ図』

旬食材と日本酒を楽しむ!

四季がはっきりと分かれている日本。
美しい海、山、野に囲まれたこの国は、目ではもちろん、舌で季節を楽しむことも得意です。
季節を彩る旬食材をもっとおいしく食べるには、お供のお酒選びも大切! 煮物や焼き物、蒸し物、炒め物、和え物、そしてお刺身と、実はどんな料理にも合うのが日本酒です。
日本酒の最大の魅力は、芳醇と端麗、甘口と辛口のほか、呑んでみなければ分からない微妙な風味の違いがあること。
食材・料理ごとに〝マイ・ベストチョイス〟を探すのが、種類豊富な地酒の楽しみ方の一つなのです。

日本酒の種類

ひと口に日本酒といっても、「大吟醸酒」「純米大吟醸酒」「吟醸酒」「純米吟醸酒」「特別純米酒」「純米酒」「特別本醸造酒」「本醸造酒」「普通酒」と、それぞれ表記が分けられています。
一般的に手間を掛けたものほど値段が高くなるので、基準としては、価格と分類で呑みたい酒を判断するのも一つの手ですね。
とはいえ、これだけあるとなかなか判断がつかないもの。そこで、大雑把に分類をしてみました。

「純米」の記載があるものと無いもの

「純米」の記載があるものと無いもの

「純米大吟醸酒」「純米吟醸酒」「特別純米酒」「純米酒」がこれにあたります。

「純米」の記載がないものは、お米、米麹に醸造アルコール(サトウキビなどが原料)を混ぜたもの

「大吟醸酒」「吟醸酒」「本醸造酒」「特別本醸造酒」「普通酒」がこれにあたります。かといって混ぜるのが悪いということではなく、香りを引き出したり、味の切れを良くしたりする効果があります。

フルーツの香りがする「吟醸」

「吟醸」と名の付く酒は、お米の組織を壊さないよう丁寧に精米した白米を低温でゆっくり発酵させて醸造しています。
よく精米されたお米ではタンパク質がほとんど無いため、酵母にとっての栄養分が足りず、酵母は、自ら栄養素を作り出し、足りない分を補おうとします。
このとき酵母が栄養素と一緒に放出する香り成分が、なんとリンゴと同じ香り。
これにより、吟醸酒がフルーツの香りになるのです。

「生酒(なまざけ)」ってなに?

通常は酒を造る工程で、酒の劣化を防ぎ酒本来の味わいをそこなわないよう「火入れ」という作業を行います。しかし、絞った直後の酒と比べると、味や香りが変わっています。
蔵元の中には「絞った直後の味と香りの酒も味わってもらいたい」という思いから、火入れを行わない状態の「生酒(なまざけ)」も、流通にのせるようになりました。
ただし、とてもデリケートなお酒のため、保管は冷蔵庫、開封後は早めに呑み切ってしまうなどの配慮が必要です。

全国地酒めぐり!

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