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地獄めぐり、善行の誓い


ここは地獄?

もうもうと硫黄が立ち込める。視界は真っ白に遮られる。
ボコボコと音をたてて、熱い湯が煮えたぎっている。 ここは地獄。
雲仙
雲仙


噴火活動中の雲仙。
島原の町には毎日灰が降り積もった。

島原半島を支えるようにそびえる雲仙、その山並の一つ、普賢岳は1990年に大噴火を起こし、噴火活動はその後6年に及んだ。火砕流や土石流が民家を焼き尽くし、海にまでなだれ込んだ傷跡は、復興の進んだ今もまだ、ところどころに残っている。
民家
白煙



地球の奥深くに眠る巨大なエネルギーを
ひしひしと感じる。


地獄の中は、遊歩道が通っていて、散策できるようになっている。ここを歩いていると、地球は生きている。そんなあたりまえのことを肌で感じて、少し怖くなる。自然の猛威は容赦がない。ちっぽけな人間なんてあっという間に飲み込んでしまう。しかしまた、人々が生きるための豊かな恵みをもたらしてくれるのも自然の力だ。「雲仙」という美しい名前にふさわしく、春は花が咲き乱れ、夏は緑が生い茂り、秋は真っ赤に燃え冬は霧氷に輝きながら、島原半島を今日も見守っている。

雲仙に登ったら、温泉は欠かせない。たった今目にしてきた地獄の湯につかるかんじはなんともいえない。硫黄が強く、肌がピリピリする。「地獄ってホントにあるかも・・・」などと思いながら、悪いことはしないようにしようとついつい心に誓ってしまった。
平成新山
噴火によってできた平成新山。
噴火前より100Mも標高が高くなった。
霧氷