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一本列島をつなぐ橋


1988年、駅やテレビCMで「一本列島」というキャッチフレーズをよく目にした。この年は本州と四国を結ぶ瀬戸大橋がいよいよ開通し、前年に開通している本州と北海道を結ぶ青函トンネルを合わせて1本のレールでつながったことを表現したJRの広告だったと思う。
月日は流れ、僕自身も瀬戸大橋を鉄道と車で渡り、瀬戸大橋からの眺めを満喫した。また船からも瀬戸大橋を眺めた。となると後は上から眺めるしかないだろう。といっても飛行機から眺めるのではなく、鷲羽山という山から眺めようと車を走らせた。
山頂への道
石版

山と言っても山登りをするわけではなく、車で途中までは登れる。そこからは歩いて山頂まで行けるらしい。
訪れた日はあいにく曇っていた。本当は晴天の日に来て、きれいな夕焼けでも見たかったけれど、こればかりは仕方がない。
遊歩道があるので歩いて行くと、ほぼすぐそばに瀬戸大橋が見えてくる。するとところどころに石に文字が刻み込まれた解説版がある。例えば鷲羽山の歴史や伝説などが彫られている。
休憩所などで休みながら何分くらい歩いたのだろうか?だんだん登りもきつくなってきてやっとのことで「山頂」という木の看板が見えた。なんとか山頂に到着。360度パノラマで見渡せる。眼下には瀬戸大橋がずっと沖の方まで伸びているように見える。しかし天候が良くないので四国の方がはっきり見えない。耳を澄ませば聞こえてくるのは瀬戸大橋を渡る車と列車の音のみ。なんか感慨深いものがあってしばらくぼーっと眺めていた。改めて瀬戸大橋を架けた人々の技術に脱帽。
瀬戸大橋
瀬戸大橋

よく見れば右手の方向に小さな街並みが見える。気になるので帰りに寄ってみた。ここは下津井という小さな港町だ。何かあるわけでもなそうだけど惹かれるものがあって散策してみた。
所々に昔の面影を残す建物があり、いい雰囲気である。オッと思うような見所もない本当に小さな町だけど、歩きながら何かが僕の心に訴えかけていた。それが何かがわからない。もう1度行けばその答えがわかるのだろうか・・・。