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歴史の重さか、倉敷か

 
何となく気配を感じてふと立ち止まる
倉敷の街を歩いているとよくそんなことが起こる。
あたりを見回すと、その正体は野花が活けられた店先の器だったりなまこ壁の一マスだったり。
倉敷のおもしろさはそういうところにある。何気なく街に溶け込んでいるもの
ひとつひとつがじわーっと存在感を持って佇んでいる。
宝石でも遺跡でもなく、それ自体大した価値はないかもしれない物たちが
まるで生き物のように匂いを放っている。
 
 
それは歴史の重さだと思う。その物が経ヘてきた時間の流れなのだと思う。
使いこまれ、使い古された物たちが毅然とした美しさを保って存在している街。
きらびやかな美術品にも決して劣らない、生活レベルの美。
新しい物を生み出していくことよりも、古い物を守っていくことのほうが
大変なことなのかもしれない。
そんなことをつらつらと思いながら街をひやかして歩く。
骨董品屋、雑貨屋、酒屋、つたのからまる美術館。
大切に扱えば、どんなものでも命が宿り、洗練されていく。
 
 

大橋家住宅
国指定重要文化財。
 

倉敷民芸館
民衆から生まれた生活の工芸品を民芸品と名づけ、倉敷の人々は大切にしてきました。江戸時代の古民家を再生した赴きある建物に、 世界各国の様々な民芸品が並べられています。
 

大原美術館
日本初の西洋近代美術館。世界各国の名作が展示されていて、じっくり 見れば一日がかり。
倉敷は、西洋と東洋が絶妙に融合した街でもあるのです。
 
美観地区
そぞろ歩きにぴったりの、川と柳となまこ壁の美しい町並み。
 
 
地酒の井筒屋
お酒が飲めなくてもついつい買ってしまいそう。
見ているだけでも楽しい、方言の名前がついたお酒は、甘口から超辛口まで種類も豊富です。