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小さな島の神さまに会う


海に浮かんでいるような島

三河湾に浮かぶ小さな島「竹島」。島までは、歩いて渡れるように橋がかけられています。外灯の形もお洒落。
この日は天気も良く、陽の光が射す室内にいた時は思わず「暑い」と言ってしまったほどだったので、「今日は暖かくてよかったね!」と意気揚々と出かけたのですが、橋を渡り始めてすぐに前言撤回する羽目に。

竹島


海上を吹く風は、遮るもののない橋の上ではまさに直撃って勢いで、私はとりあえず髪で前が見えなくなり、手はかじかんでカメラのシャッターをきるのも難しい状況に。

すれ違った小さな女の子が「飛ばされる〜」と言いながらお父さんにしがみついていました。かわいいなあ。けど、本当に飛ばされそうです。何か手放したらあっという間に海にぽちゃんとなりそうで、気を抜けません。「寒い!」と何回言ったことか・・・!
竹島
寒すぎる橋の上。橋も鳴るほどの強風。
八百富神社-やおとみじんじゃ
やっと着いた・・・!

どーんと立つ鳥居をくぐって島に到着です。
島に入った途端、風がなくなって快適に。暖かいとすら感じてしまいました。土や木が風を遮ってくれているんですね。
竹島は小さな島ですが、真冬でもこんもりとした緑に包まれています。タブノキを中心に多種の草木が密生していて、常緑樹が多いため冬でも豊かな緑に包まれているのです。これらを保護するために、ここは国の天然記念物にも指定されています。

階段を登って境内へ向います。
八百富神社-やおとみじんじゃ

この島に建つ「八百富(やおとみ)神社」は、養和元年(1181年)創建と言われている歴史ある神社で、御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。
島内には他にも、「宇賀神社」「八大龍神社」「大黒神社」「千歳神社」という4つの祠があります。
5人の神様が夜な夜な盃を手に会合(?)をしている図を想像してなんだかほのぼのしてしまいました。
良い一年になるようにお願いしました。どうぞよろしくお願いします。
八百富神社-やおとみじんじゃ
八百富神社-やおとみじんじゃ
十月(神無月)には、神様たちはきっとこの馬に乗って出雲に行くに違いないんだ。
・・・と、勝手に想像して見上げた馬の像。
八百富神社-やおとみじんじゃ


そんな強風の中、楽しいのはたぶん彼ら海鳥達。風に乗って自在に飛びまわる姿は、羨ましくなるほど。 さ、寒くないのかな・・・。
 
海鳥
むしろその羽毛が羨ましい
海鳥
なんかたくさん並んでる

海辺の文学記念館
玄関入ってすぐ


海辺の文学記念館

明治末期に建てられ、大正・昭和にわたり多くの文人に愛された、「常磐館」。菊池寛の「火華」をはじめ、志賀直哉、谷崎潤一郎、山本有三、川端康成、井上靖らの作品の中にも登場し、常磐館や竹島の景観の美しさが描かれています。その後、老朽化などもあり惜しまれつつも取り壊されました。
そして「常磐館文化」 を伝えるために、同じ場所に常磐館の趣を再現したこの記念館が建てられました。縁のある文人たちの紹介や、実際に常磐館で使われていた照明器具などもあります。和室からの竹島の眺めは最高で、きっとこの光景を見ながら書かれた作品もあるのだろうなあ、と感慨深くなりました。

海辺の文学記念館
でも入口は自動ドアだった
海辺の文学記念館
趣きある和室の明り


藤原俊成像

竹島橋の手前、竹島園地に立つ歌人「藤原俊成」像です。立派な佇まいでした。竹島弁天をこの地に勧請したのはこの人。

愛知県竹島(八百富神社)
住所:愛知県蒲郡市竹島町

車:東名高速音羽蒲郡ICから15分
電車:JR東海道線蒲郡駅からバス3分