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真鶴で自然に還る〜恵みの森と海〜


真鶴に原生林があったって知ってますか?

JR真鶴駅から、アップダウンを繰り返す道をだらだらと岬に向かっていくと原生林に辿り着いた。
さあ、ここから出発!ワクワクしながら入っていくと、樹齢300年以上のマツやクスの木がうっそうと生い茂っていた。この日はあいにくの曇りだったが、天気が良ければきっと木漏れ日が美しいだろう。年輪を感じさせる木々たちは大地にしっかりと根をおろしており、まるで象の足のように見える。また、よくよく肌を見てみるとそれは人間の皮膚のようでもある。そんなことに妙に感心しながら、岬に向かって象たちの足元を前に進んでいった。

途中、「魚つき保安林」という標識を発見!どういう意味なんだろう??実は岸にあるこの森がつくる影が暗がりをもたらし、海藻と共に魚の絶好の隠れ家になっているのだそうだ。真鶴では漁師たちの間で昔から「魚を育てる森」として大切に森を守ってきたらしい。

魚つき保安林/魚を育てる森
  花のように広がる幹たち  
象の足のような根元
  象の足のような根元  
かわいい葉っぱ
  足元にはかわいい葉っぱも・・・。  

のりの絨毯
  のりの絨毯  

三ツ石(笠島)と“のり”をとる海女
  三ツ石(笠島)と“のり”をとる海女  

原生林を抜けると、目の前には紺碧の海が広がっており遠くには大島や伊豆半島が見え美しい。かの与謝野晶子も「わが立てる 相模の海と伊豆の白波」と謳っている。

干潮の時だけ現れる半島の先端・三ツ石(笠島)までの道を歩いた。
緑の絨毯のように”のり”が一面に広がるゴロタの道を足元を確かめながら一歩一歩進む。
さすがに普段海中にあるところとあって、岩や石のあらゆるところにいろんな種類の貝がいっぱい付いている。途中、バリツ!っと音がした。貝を踏んでしまった!「殺生」をしてしまったと後悔。
笠島まで行きたいところだったが、潮が満ちてきたらここは海の底・・・すこし怖くなってやむなく引き返した。先端までの道のりは見た目よりもずっと遠かった。

帰り道、海沿いを歩く。ここはノラ猫天国。漁のおこぼれを頂戴しているのか、それぞれにプクプク・ツヤツヤごりっぱな姿で、なんともありのままに生きている感じだ。
ここ真鶴は自然と生物が何気なく、たくましく共生していた。そして自分もその一部なのだと思うと、不思議と癒され心が暖かくなった。

ノラ猫
ノラ猫