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2015-06-19

真田幸村と伊達政宗の遠い約束

ちょやど記事

宮城県

2015-06-19

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戦国時代の武将・真田幸村は、徳川家康との戦いの前、徳川家にも対抗できる力を持つ大名・伊達政宗と、ある約束を交わしていた。伊達氏のお膝元・白石で領地を与えられた、〝仙台真田氏〟誕生のきっかけである。

真田氏に囲まれて

宮城県にある旅館 源兵衛では、仙台真田氏の歴史をイメージした客室「真田の間 桜梅桃李」がリニューアルオープンした。
真田氏ゆかりの小道具が散りばめられた部屋は、まさに真田氏一色。
建具には、仙台真田氏の歴史を物語る絵が描かれ、床の間に鎮座する幸村公の甲冑(レプリカ)は、なんと試着体験ができる(要予約)。
また、真田氏をイメージした料理も注目だ。マグロやヒラメで表現した〝六文銭のお造り〟や、〝海老の甲冑焼き〟などが楽しめる『仙台真田物語 和ごころ膳〟』は、「戦国時代の息吹を感じる」と、歴史ファンたちを魅了している。
真田の間で味わえば、ますます気分が盛り上がること間違いなし。
群雄割拠の光景を思い浮かべながら、戦国ロマンをたっぷり堪能できそうだ。

武士の一言、金鉄の如し

真田幸村は、「徳川家康との戦(大阪夏の陣)に負けた時は、子どもたちを育ててほしい」と、伊達政宗と約束を交わしていたという。
結果、討ち死にした幸村の息子・真田大八は白石に呼び寄せられ、新たに「片倉守信」と伊達氏の重臣・片倉氏の姓を名乗った。そこで領地として与えられたのが、現在の宮城県蔵王町なのだ。
また、「真田大八は、7歳の時に京都で死亡」と噂を流したり、真田家の家系図に架空の人物を作り、その息子ということにしたり、白石城に来るまでのプロフィールを創作したりと、伊達氏・片倉氏が、大八を守るために行ったとされるさまざまな偽装工作も有名である。

敵対する立場でありながら、身を挺して真田幸村との約束を守った伊達政宗。
殺伐とした戦乱の世だからこそ、心を交わした約束は、己の一生を賭すべきものになるのだろう。