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2015-08-07

〝星の王子様の弟子〟が、別荘をつくったら

ちょやど記事

長野県

2015-08-07

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〝星の王子様〟こと、落語界の四天王の一人・五代目圓楽。その弟子である六代目圓楽は、宿を営む友人に「別荘をつくりたい」と相談したところ…。
全国にその名を知られる、人気落語家の別荘をご紹介。

●噺家と宿主の友情

長野県屈指の温泉街・渋の川沿いにある、御宿 多喜本。
驚くのは、「笑点」でお馴染みの落語家・三遊亭圓楽師匠の置物(等身大サイズ)が玄関先に鎮座していること。
実は、宿のご主人と圓楽師匠の間には、30年来の親交があるという。
「長野に別荘をつくりたい」という圓楽師匠(当時・楽太郎師匠)に、ご主人が「ここに作っちゃえば。温泉と食事の心配はいらないし」と言ったのがきっかけで、圓楽師匠専用の露天風呂付特別室「太郎の間」「楽の間」が完成。滞在していない時は一般開放しており、職人の技巧を凝らした日本間は、広くてゆったり落ち着けると好評だ。2010年の六代目圓楽襲名に伴って、「太郎の間」を「圓の間」と改めたそう。
今日も落語家の名跡として活躍を続ける圓楽師匠の姿は、〝癒される〟ことの大切さを教えてくれている。

●3種の源泉

多喜本の魅力の一つは、泉質も効能も違う3種の源泉が堪能できること。
岩風呂は、高めの湯温のなめらかな硫黄泉。ヒバの木風呂は、独特の色合いで、しっとりと肌に染み込む弱食塩泉。そして貸し切り家族風呂と露天風呂は、やわらかな湯ざわりの単純泉。
効能も、神経痛から美肌までさまざま。目的や体調に合わせて、1つの宿で、湯めぐりが楽しめる。
成分が異なる源泉が多く存在する、湯めぐりの町・渋。そんな渋温泉の恩恵を受ける宿ならではの醍醐味だ。